軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)
軍荼利明王は、宝生如来の化身と言われており五大明王の一人になります。
軍荼利明王の「軍」には「絡みつくもの」や「とくろを巻く」、「甘露の壷」などの意味があり、そのようなことから軍荼利明王の腕や足に蛇が絡みついています。また、甘露は神々の飲み物とされ不老不死の効果あると言われています。
そのようなことから、軍荼利明王は息災延命にご利益があるとされ信仰されてます。また、軍荼利明王は障害をのぞき何事もなしとげることが可能な明王と言われていることから調伏や敬愛に功徳があるとされています。
軍荼利明王に絡み付いている蛇には、人々の迷いを表し、煩悩や欲といった象徴とされています。この煩悩(下記参照)を退治することができる意味であると言われています。
- 我癡(がち)
- 無我の真理を知らない、迷いの根本となるもの
- 我見
- 自我にとらわれること
- 我慢
- 自我に対して慢心すること
- 我愛
- 自我に対して執着すること
このような軍荼利明王の姿は、忿怒の形相で四面四臂または一面八臂で、その一組の手は無なもので交差しており、法輪、戟などを持ち、火炎の中に立っています。



