金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)
金剛夜叉明王は、不空成就如来の化身とされ、五大明王の一人で、現世の衆生を救うための知恵を持っているとされています。
金剛夜叉明王は、金剛威徳や金剛尽などとも呼ばれ、悪となる衆生やその存在者、また過去、現在、未来にわたって存在する穢れや欲に染まった煩悩の心をすべて取り除いてくれるとされています。
夜叉は、乱暴で人を食べてしまう鬼神のことを言いますが、金剛夜叉明王は仏教に帰依ことで、北方を守る十二天の一人になり、仏法を守る八部衆の一人にもなります。
また、金剛夜叉明王は精勤的な穢れや汚れを取り除くとされています。金剛夜叉明王の汚れとは、毎日の日課をやらないことなどの心のさぼりのことになります。
このような金剛夜叉明王の姿は、忿怒の形相をしており、三面六臂で背中には火炎の光背があります。その手には、剣や矢、弓などを持ち、忿怒の形相した顔には5つも眼があります。
五つの眼は、仏の敵を決して逃がさないとされ、矢と弓は人の輪・親睦の願いを表しているとされています。



