弥勒菩薩(みろくぼさつ)
弥勒菩薩は、五十六億七千万年後の未来に釈迦如来に変わって一切の衆生を救うとされています。
弥勒菩薩は、釈迦如来より兜率天(とそつてん)で自分がやってきたっ苦行をし、神々に説法するように勧めます。その教えを快く受け止めた弥勒菩薩は今でも兜率天で修行をしています。
弥勒菩薩の弥勒とは、漢訳で「慈氏」や「慈尊」とされ、友愛や悲しみの意味があることで、将来、仏になって人々を救うことを慈しく深いこととされています。
弥勒菩薩の信仰には、死後に兜率天にのぼって弥勒菩薩のそばに行き、弥勒菩薩が地上に降り立つ時一緒について行き、3度にわたる説法を聞き、自ら悟りをひらこうとするものを「弥勒信仰」と言います。
弥勒菩薩の姿は、腰掛けて片足をもう片方の太ももの上におき、右手の指が頬に触れている思惟しています。これは、地上に降り立ったときどのようにして人々を救ったものかを考えてるようでもあります。
そのような弥勒菩薩の信仰は「日本書紀」にも書かれており、聖徳太子の寵臣であった秦河勝(はたのかわかつ)が広隆寺を建立したとあります。広隆寺には国宝の弥勒菩薩象が今も残っています。



