廬遮那如来(るしゃなぶつにょらい)
廬遮那如来は、「光明をあまなく照らす」という意味があり、その光は宇宙全体を照らすと言われています。
華厳経(けごんきょう)では、廬遮那如来の照らす宇宙には、大千の世界があり、その一つ一つの世界に人間が住むような小世界が数十億集まっていると考えられています。

廬遮那仏は、釈迦が悟りを開いた伝えた真理原点とされ、廬遮那如来がなければ仏法は存在しないものと考えられるようになります。これにより釈迦如来は、廬遮那如来の真言を伝える分身として成り立ちます。
廬遮那如来像で有名なのが、東大にある奈良の大仏です。その高さ十六メートルもあり、銅の鋳造によって造られています。
巨大な廬遮那如来像は、東大寺の火災や戦での破壊などから再建が繰り返しおこなわれているため、当時の面影がみれるのは台座の部分のみとなっております。いくら再建されているとしても、その巨大さと迫力は他の仏像では味わうことができないと思います。
そのような巨大な仏像にもなった廬遮那如来ですが、日本ではあまり信仰されることがなかったのか、同じ奈良の唐招提寺金堂と福岡の戒壇院でみることができるくらいとなっております。



