釈迦如来(しゃかにょらい)

釈迦如来は、実際にインドで実在した釈迦族の王子で、名を「シュダールタ・ゴータマ」と言い、この釈迦(釈迦牟尼)が入滅後に釈迦如来となります。

釈迦如来像には、釈迦が生きてきた生涯を表した4種類の仏像が作られることになりました。

誕生仏
釈迦が誕生したときの様子を表した仏像で、右手を上に左手を下にし、上半身は裸で下半身は腰衣を羽織っているのが一般的とされています。
苦行釈迦如来象
苦行をする釈迦の様子を表した仏像で、肋骨が浮き出て衰えている釈迦の姿になっている。
禅定蔵
菩提樹で瞑想をしている姿を表した釈迦如来の仏像で、座禅を組み、あらゆる誘惑をしりぞけて悟りの境地に達した姿になります。
説法の釈迦如来象
釈迦が悟りを開き説法をしているところを表した仏像とされおり、手は説法印を結んでいる。
涅槃像
釈迦の入滅前の横たわる姿の釈迦如来仏像で、右脇を下に身を横にした状態で造られています。
南蔵院の釈迦如来の涅槃像

釈迦(シュダールタ・ゴータマ)

釈迦は十九歳の頃に結婚をし男の子を授かります。しかし、すべての生物は自己の存在に執着し、他人の犠牲によって生きているなどを考えるようになり、生老病死などの人生の苦についての疑問を解決するために二十九歳の頃に出家します。

出家後の釈迦は、悟りをもとめるために6年におよぶ苦行続けてましたが、苦行のみでは悟りにたどり着くことができないと考え、対岸の菩提樹の元で瞑想にはいります。

その瞑想によって釈迦は悟ることができるのです。しかし、釈迦は悟ったことを他人に広めることを躊躇います。それはあまりにも他人には理解しがたいものだと感じていたからだそうです。

釈迦は、五人の弟子の説得などから説法(悟り)を開くことを決意します。この時のことを仏教では梵天が釈迦を説得し、説法(悟り)の道に導いたとされており、このことを「初転法輪」と言います。

釈迦はクシナーラで入滅する八十歳の生涯まで、悟りを開き,仏の教えを伝えていきます。

釈迦は、仏陀(ブッダ)であり宇宙を創造した神でもなければ、人間を裁く審判神でもなければ、超人的な能力をもった神でもありませんでした。現在の生きるすべての者が、誰でも仏陀(ブッダ)になれるということを教えてくれているのも釈迦ではないでしょうか。

釈迦如来像

インドでは仏様は釈迦のみのことをいいますが、日本では釈迦如来像自体あまり多く存在してないようです。これは、仏教が日本に入ってきた時の信仰の流れと日本の文化が釈迦如来の信仰以外にその他の仏様をつくりだしたことで、釈迦如来の信仰が少なくなったからではないかと考えます。

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