聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)

日本に観音信仰が伝わったのは6世紀から7世紀のはじめと言われています。その信仰は、聖観音菩薩の名を唱えると願いを成就してくれると言われています。

詳しい聖観音菩薩の功徳は、聖観音菩薩の名を唱えれば、火難・水難など7つの難から逃れられ、聖観音菩薩の名を念じれば、むさぼり、いかり、迷いをが無くなると伝えられています。

六観音

六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天)の救済をするために聖観音菩薩がそれぞれの姿に変わる菩薩のことを言います。また、聖観音菩薩を除き他の菩薩を「変化菩薩」とも言われます。

観音の三十三身

聖観音菩薩は救うべき相手によって、三十三通りの観音に変身して説法されると言われています。

三十三観音
1.楊柳観音 2.龍頭観音 3.持供観音 4.円光観音 5.遊戯観音
6.白衣観音 7.蓮臥観音 8.滝見観音 9.施薬観音 10.魚藍観音
11.徳王観音 12.水月観音 13.一葉観音 14.青頸観音 15.威徳観音
16.延命観音 17.衆宝観音 18.岩戸観音 19.能静観音 20.阿のく観音
21.阿摩堤観音 22.葉衣観音 23.瑠璃観音 24.多羅尊観音 25.蛤蜊観音
26.六時観音 27.普悲観音 28.馬郎婦観音 29.合掌観音 30.一如観音
31.不二観音 32.持蓮観音 33.灑水観音

聖観音菩薩の姿は、一般的に頭に宝冠を載せて天衣をまとい、腰には裳を巻き、肩からは脇の下にかけて絡縛といわれる勲章のひものようなもを飾られています。

日本では、法隆寺の夢殿の救世観音像や薬師寺東院のものが有名です。

聖観音菩薩の三十三カ所めぐり

聖観音菩薩の三十三身にちなんで、各霊場を結ぶ巡礼が12世紀頃から確立されていきます。有名なところでは、「西国三十三カ所巡礼」などが有名です。

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